音読を日課にしてやっと気がついたこと

最近夜眠る前に音読をしている。
 
音読をすると頭の回転が速くなると聞きつけたのと、
久しぶりに四畳半神話体系を見ていたらあまりの早口の素晴らしさに感激したのが重なったためだ。
 
先週本棚から引っ張りだしてきた、少年アヤの処女作「尼のような子」は、前から読んでいた彼のブログが書籍化されるということで、確か発売日に買いに行き、すぐに読みきってからはそのままになっていた。アヤちゃんの連載を追っかけるのに必死だったっけ、あの頃。
 
 
音読をしていると身を持って感じるのは、文章の言い回しや句読点でリズムの合う合わないがあり、アヤちゃんの文章に関しては気持ちよくすらすらと読み進めていった。
 
昨晩まさに読み始めた後半箇所。アヤちゃんは迷える子羊としての勢いを更に加速させていき、ついにその全シワ寄せがいったかのような怒涛の事件が次々と下半身に起こる。
 
 
以前読んだ時、その部分はただただ辛いと思って読んでいたのだが、音読した途端なぜだろう、笑いが止まらなくなった。
もうヒイヒイ言いながらアヤちゃんの文章を声に出す。思わず吹きだす。先に進めない。涙が出てきてしまって読めない。かろうじて声に出し、次に進むとまた畳み掛けるかのような文章が待ち構えている。
「肛門を引っさげて」ってどんな事態なの!!!もう!!
思わず本を伏せて突っ伏す。そして呼吸困難に陥る直前まで笑い転げた。
隣にいた妹に「うるさ、なんなの?」などと文句を言われたが、だんだん私の笑い声につられ、
最終的に一緒に読んでまた呼吸困難一歩手前まで笑った。
 
私、少年アヤちゃんの本をこんな風に読むんだ。びっくりした。悲劇から喜劇に変わった瞬間だった。真逆に突っ走ることになるとは
今まではもっと自分を重ねてみたり、同情したりしながら読んでいたが、昨晩はまるでちびまるこちゃんを読んでいるようだった。
 
 
音になって耳から聞こえると、まるで違う印象になる。当たり前だけど、まさかここまでぶっ飛ぶとは、これは本当に面白い発見だった。
 
そしてとにかく「尼のような子」は目で読んでも耳で読んでも面白いので、是非一度読み、二度目は音読してみてください。
 
 

尼のような子