逆上がりをしに行ってきたのだが

小さい頃にできなかったことができるようになってるのって嬉しいよね。
たとえば、車の運転とか、ピアノでアクターブに手が届くようになったりとか。
 
 
逆パターンは死ぬほど悲しい。
柔軟体操とか、まじ顕著。
 
 
 
逆パターンを初めて経験したのは、
6歳でできるようになった逆上がりが、12歳の時にはもうできなくなった。
小6にして、身体の劣えを痛感したのである。
 
 
12歳の私が鉄棒の前で呆然としてしまって以来行っていない、家から自転車で30分はかかるその公園に行った。
はるかなる時を越えて、私はリベンジマッチを鉄棒に申し入れたのである。
 
 
その鉄棒は、変わらずそこにあったが少し小さくなった気がした。
 
 
手のひらを見つめてから、「うおりゃ」という雄たけびと共に逆上がりしてみた。
やっぱりできなかった。
 
 
 
隣の砂場では子供たちがきゃっきゃと遊んでおり、
それを見守るはずの母親らしき女性が
逆上がりに失敗し落下した私を完全に疑いのまなざしで見守っていた。
 
 
その公園にはポケモンがたくさんいたので、
結局ポケモンをとっ捕まえて、自転車にひらりとまたがり、さっさと帰った。
 
 
ちょっとだけ泣きそうになったのは、
逆上がりをしいてる自体が恥ずかしい年齢になってしまったことと、
失敗して落ちたこと、照れ隠しで薄ら笑いを浮かべたこと、そしてなにより一人きりだったことだ。
 
 
12歳だった私は、アラサーになってからこんな目に遭うなんて思っていなかっただろう。
当時逆上がりができなくなった事実より、はるかにショッキングだ。
休日に一人で公園。ポケモン。変質者扱い。
 
 
 
スマン私!逆上がりだけは一生のコンプレックスになりそうだ!
次は竹馬に挑戦だ!!
待っててね竹馬に乗れなくて泣いちゃった7歳の私!!