おそ松さんほどポップなニートはこの世に存在するのか

友人Yが勧めてきたものにはほぼハマってしまうのはなぜだろうか。
漫画、音楽、映画、舞台、食べ物、服、唯一私を落とせなかったのはアイドルだけだ。
 
社会人になってから彼女は東京を飛び出し、地方で頑張っているため、一緒に何かにハマるという現象はめっきり落ち着いたかのように思えた。
そんなYがいきなり連絡をよこしてきた。
 
 
 
 
「おそ松さん、見てる?」
 
 
 
 
巷で大流行の大旋風を起こしているのは知っていたが、
なんだろう、流行りきったものって、後から手をだしにくいよね。私だけか?
そんでもって見てもないのに、
「おそ松さん好きそうだよね」
なんて言われた日にゃ断固として見ないぞ!!みたいな気持ちになるよね。
え、私だけ?
 
 
それはまあ置いといて、Yが勧めるものはオモチロイと鵜呑みにし、
何も用事のない土曜日に、早速みてみることにした。
 
 
 
 
 
 
なあにこれ、めっちゃオモチロイ。
 
 
 
世の女子がおそ松に萌えていたり、BL要素を見出して泥沼にはまっているのは聞いていたが、
そうじゃなくても、萌えとか差し置いてもストーリーが面白すぎる。
調べてみたら銀魂の監督なんだそうで。なるほどーーー
 
 
そこからの私のおそ松ライフは留まることを知らない。爆走してる。
6つ子とか見分けるのもう余裕だし。なんなら一松にどっぷりだし。
Yと毎日誰が可愛いだの2期はいつだのキャーキャーやっている。
(Yはすでにおそ松さんのイベントに行ったりグッズを購入したりしてお金をジャブジャブ使っている)
 
 
しかし、それを気持ち悪そうに見ているのが私の妹である。
そもそも姉妹の中で一番オタク気質のある私だが、「ついにおそ松さんに、、、」といったところのようだ。
 
ともあれうたプリなど勿論知らない妹が、オタクの間でおそ松さんが爆発的に流行し、なんなら1月のインフルエンザか?かの如くどんどん感染者が増えていっているのを認知しているかと思うと、その社会的影響力のすごさが知れる。
 
 
んでもってなんでそんなにおそ松さんが流行ったかって、そりゃ可愛いからだよ。その可愛いのが6人もいんだよ。そんで毎日ドタバタきゃっきゃしてんだよ。
 
なのにどっぷりファンタジーじゃない。下手したらその辺にいそう。
だから妄想もしやすいし、2期の制作がなくても二次制作はむしろますます進む。だって壮大なSFやらミステリーやらファンタジーをウンウン考えなくたって、日常を彼らにすり替えるだけでそれはもう立派なおそ松さんになってしまうからだ。
そしてなんならその可愛さでニートが住民権を得始めている気さえする。
 
ニートって最高じゃん!可愛いじゃん!楽しそうじゃん!って世の女子は思い始めててもおかしくない。
 
 
 
というわけでうちのニートの日常に差し替えてみようと思い、今日はなにしたの?と聞いたところ、
 
 
 
 
 
 
 
「元バイト先の先輩と鉄棒した」
 
 
 
 
 
 
と返事が返ってきたので、期待を通り越して脱帽した。
 
完全にアウト。やべーじゃん。ポップ通り越してる。
いや、おそ松さんだったら全然OK。むしろ6つ子の鉄棒の回とか見てみたい。絶対十四松が大回転とかできるんでしょ。あー絶対面白いやつだ。
 
 
でも現実では完全にアウト。無理。ごめん。なんで聞いたんだろ。
ていうかそれを平気で言ってのけた挙句に
「逆上がりがまだできて嬉しかった」ってもうどうなっちゃってんのよ。
元バイト先の先輩もアウトだよアンタ。先輩ってことは更に年上ってことだろ?
おいおい、やばすぎんだろ。
普通にそんな二人が公園にいたら完全に事案だよ。勘弁してくれよ。
 
 
うちのニートの日常がおそ松化できるレベルまでのものである事がわかったが、
同時に驚きと絶望がすごいので全国のニートの皆さんは
間違っても自分とあの6つ子を置き換えてみるなんてやらない方が良いですよ。
あれはファンタジーですよ。日常なんかじゃありませんよ。
そしてあんなポップなニートにはなれっこありませんよ。
過度な期待はやめましょうね。
 
 
あー今日もまた一つ賢くなったなー